【発見】あなたも相手も悪くない3つの理由【仲間外しをうけたあなたへ】

人間関係に悩んでいる人 人間関係

✅読者(学生)の悩み
「友達が仲間外しをしてくる…私が悪いの?」
「仲間外しをされるのはなぜ?」
「どうすれば良い関係を築けるの?」
こういった疑問に答えます。
人間関係に悩んでいる人

✅本記事の内容

  • あなたも相手も悪くない3つの理由
  • 仲間外しが起こる流れ
  • 関係を良くするために意識すべきこと3選

✅筆者の経験
この記事を書いている私は、教育に興味があり、大学は教育学部に進み、卒業後は学生のクラブ活動を13年間見てきました。
クラブの活動の中で、仲間外しをする子の行動を見てきました。
学生間の仲間外しをなくすには、どうしたらよいか考えてみた36歳です。
そんな私が解説していきます。

あなたも相手も悪くない3つの理由

あなたが悪くない理由 仲間外しを受けているのはあなただから

仲間外しを受けているのはあなただからです。
たとえば、あなたは仲間外しを受けて、「私の言い方が悪かったのかな…?」や「私がもっと優しくすればよかった…。」と思っているでしょう。
しかし、嫌な思いをしているあなたです。
あなたが悪いはずがありません。

相手が悪くない理由 意地悪しようとしていないから

意地悪しようとしていないからです。
私が見てきた学生の仲間外しは、勘違いからくるものがほとんどでした。
具体的には、「価値観の不一致」⇒「他の人への相談」⇒「仲間外しと勘違い」という流れです。
※具体的には次の章で考えていきます。
もしあなたが、相手の意地悪から仲間外しを受けているのなら、すぐに近くの大人に相談しましょう。
しかし、意地悪ではない可能性もあることは知っておきましょう。

あなたも相手も悪くない理由 ウチ・ソトの文化があるから

日本の社会には、ウチ・ソトの文化があるからです。
たとえば、身内(みうち)や家内(かない)といった言葉があります。
日本には、昔から、ウチとソトを分ける文化があるのです。
仲間外しの原因も、この文化からきていることが多いです。
※こちらも、具体的には次の章で考えていきます。

上記の章では、あなたも相手も悪くない理由を説明しました。
あなたが悪くない理由 仲間外しを受けているのはあなただから
相手が悪くない理由 意地悪しようとしていないから
あなたも相手も悪くない理由 ウチ・ソトの文化があるから
です。
次の章では、仲間外しをする人の行動の流れを、具体的な例を出しながら見ていきます。

仲間外しが起こる流れ

場面1 価値観の不一致

まず、相手と自分の違いからイライラします。
たとえば、好きなアイドルについて話している場面をあげます。
A「私の推しはaなの。」
B「私はbが好き。bは~なところが素敵なの。」
A「でもaは~なところがかっこいいんだ。」
B「bは~なところもあるよ。」
A「…。(aの良さをわかってくれない。)」
価値観の不一致

場面2 他の人への相談

そして、そのイライラを解消するため、他の人に話しかけ、共感を求めます。
A「C、私の好きなアイドルはaなの。~なところがかっこいいんだ。」
C「私も。aは素敵だよね。」
他の人への相談

場面3 仲間外しと勘違い

AとCが仲良く話している様子を見たBは考えます。
B「(AとCは盛り上がっている…。私は話に入れない…。さっきAの話に合わせておけばよかった…。私はAとCと違う…。)」
仲間外しと勘違い

場面1で、Aは、『aの良さを伝えたい。共感してもらいたい。』と考えてBに伝えました。
しかし、Bはaには興味がなかったようです。
場面2では、Aは、『aの良さを伝えたい。共感してもらいたい。』と考えてCに伝え、Cに共感してもらいました。
場面3では、Bは、AとCが仲良くしている様子を見て、孤立感を感じています。
Bが孤立感を感じている根本には、「同じことが良いこと」と考えている心理があります。
この心理こそ、ウチ・ソトの文化です。

上記の章では、仲間外しをする人の行動の流れを具体的な例とともに説明しました。
場面1 価値観の不一致
場面2 他の人への相談
場面3 仲間外しと勘違い
です。
場面2から、AとCが、「(Bはaが好きじゃないらしい。私たちとは違う。極端に言えば敵だ。)」と考えて、Bから距離を置くこともあるかもしれません。
どちらにしても、ウチ・ソトの文化が根本にあります。
もしこの文化について、詳しく学びたい人は、劇作家の鴻上尚史さんの「同調圧力」という本を読んでみてください。
ここまで読んでいただいたあなたは、「どうすれば良い関係を築けるの?」と考えていると思います。
そこについて、次の章で説明していきます。

関係を良くするために意識すべきこと3選

人間関係を築く練習だと考える

トラブルが起きたら、落ち込むのではなく、人間関係を築く練習だと考えましょう。
あなたも相手も完璧な人間ではなく、常により良い人間関係を築く練習をしなければならないからです。
たとえば、仲間外しをうけたら、「仲間外しをするあいつが悪い。」と考えるのではなく、「相手も私もまだまだ人間関係づくりが下手だった。何が原因だったのかな?次はどうしたら良いかな?」と考えましょう。
たしかに、仲間外しを受けたら頭にくるのはわかります。
あなたがつらい思いをしていれば、トラブルの相手と関わらないようにするのも良いでしょう。
しかし、相手を責める思考は、新たな仲間外しを生みます。
哲学者のジョン・デユーイは、「我々は経験から学ぶのではない。経験を振り返ることから学ぶのだ。」と言っています。
次同じようなことが起こらないように、自身の行動を振り返りましょう。
やる気を高めている人

アイメッセージを使う

自分を主語にした言葉を使いましょう。
自分を主語にした言葉は、相手に嫌な印象を与えないからです。
たとえば、相手の話が聞き取れなかったとき、「もっと大きな声で話して。」と、相手を主語にした言葉を言っていませんか。
たしかに、あまり小さい声で話されると、「(もっとはっきり話してよ。)」とか、「(私のことが嫌なのかな?)」とか思うことはわかります。
しかし、人によって、体のつくりが違います。
この例でいえば、「(私は)聞こえなかった。もう一回教えて。」と自分を主語にした言葉を使えば、相手は嫌な印象は受けないはずです。
自分を主語にした言葉を使い、柔らかな印象を与えられる人になりましょう。
アイメッセージを使う人

価値観がみんな違うことを認める

価値観の違いを認めましょう。
人によって、育った背景が違うからです。
たとえば、前章で述べた、好きなアイドルについて話している例であれば、違うアイドルが好きなのであれば、それぞれの良さを語り合いましょう。
たしかに、共感してもらいたい気持ちはわかります。
しかし、クラブ・学校などの友達は、同じものが好きで集まった集団ではありません。
共感が得られない場面も必ず出てきます。
クラブ・学校などの組織の目的は、知識や技能を高め、人間関係づくりを学ぶことです。
共感を求めるのであれば、同じ価値観をもつ人が集まりそうな集団を探しましょう。
クラブ・学校などでは、価値観の違いを認め合い、その多様性の中で過ごすことで、人間関係づくりを学びましょう。
価値観の違いを認めている人

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事を書いている私は、教育に興味があり、大学は教育学部に進み、卒業後は学生のクラブ活動を13年間見てきました。
クラブの活動の中で、仲間外しの相談を受け、解決してきました。
その中で気づいたのは、仲間外しの当事者は、「相手ともっと仲良くなりたい。」と思っていることです。
学生間の仲間外しをなくすには、どうしたらよいか考え、「当事者や周りの人が困ったときに、私の考えに触れてほしい。」と思い、この記事を書きました。
仲間外しに困っている学生さん、学生さんと関わっている保護者や教育関係などの全ての人に、私の記事が参考になれば幸いです。

このブログでは、「学ぶことは人生を豊かにする」という思いを大切にし、私の学びを無理のないペースで発信していきます。
いつか、書籍の出版を夢見ています。
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